はなにつく

素手でトイレ掃除、健康のためには少しは悪い菌を入れたほうがいいんだ。
この二つの言葉を最近見たのですが、すごいもやもやした気分になります。

素手でトイレ掃除は一つ前に書いた記事の本に載っていたのですが、感染症とかいろいろ問題じゃないのか、って思ったりしました。

二つ目の健康云々はテレビで医者が発言していたことです。
なんというか…理論的にそういうって感じじゃなくて、昔は元気に遊んでた、だから健康的であった、くらいな意見なんですよね…。

どっちも理解できるんですよ。
汚いところを隅々まで掃除した時はなんかすがすがしい感じがするのはあります。
免疫能力を鍛えるためにある程度の攻撃を受ける必要がある、抗体とかから見ればあるんじゃないかなって思います。
ただ分かるし、理解できるんだけど…もやもやなんですよね。

避けられるリスクをあえて追ってまでメリットを求める的な主張が気持ち悪いという感じなのかもしれません。
煙草を吸うと気分転換になって能率が上がる、という主張に似てるかも知れません。
別にそういうのは理解できるし、やってもらってもかまわないんだけど、他人に振るのはどうなの？　しかも書籍やテレビというメディアでなんとなく発言していいの？　そういうのが鼻につくだけなのかもしれません。

恐怖とかメリットを押し出すんじゃなくて、ただしい知識を広めたほうが結局いいんじゃないかな、って思うんですけどねぇ…。ただ、恐怖とかメリットが知ろうとするきっかけになることもあるので、広め方が違うだけなのかもしれません。

とりあえず、上にあげたことは自分で意識して、そうしようと思わない限りほとんど意味がないんじゃないかな。
でも、そういう、自分で意識するべき主張を見て、他の人にやらせるというのはわりかしあるんじゃないかなって。
で、そういうのに対して私はすごい理不尽を感じるから、そういう人を生む無責任な主張が気に入らないのかも知れませんね。


どうでもいいですが、免疫云々の話の裏番組で細菌対策特集をやってたのはちょっとシュールでした。